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2025-08-27

8月空き家を民泊施設へ

空き家 × 民泊、はじめの一歩。

日本全国で年々増えている「空き家問題」。総務省の調査によると、すでに全国で空き家は800万戸を超え、2030年にはさらに増えると予測されています。地方の実家や祖父母の家を相続したものの、利用する予定がなく持て余してしまっている方も多いのではないでしょうか。

その空き家、ただ維持管理の負担になるだけでなく、「民泊」という形で収益を生み出す資産に変えることができるかもしれません。今回は「空き家 × 民泊」をテーマに、はじめの一歩として考えるべきことを整理してみます。


1. 民泊とは? 基本を押さえよう

民泊」とは、個人が自宅や空き家を宿泊施設として旅行者に貸し出す仕組みのことです。ホテルや旅館に比べて「暮らすように泊まる体験」ができるため、近年は外国人観光客を中心に人気が高まっています。

2018年には「住宅宿泊事業法(民泊新法)」が施行され、一定のルールのもとで空き家を合法的に民泊運営できるようになりました。この法律では、

•年間180日以内の営業日数制限
•保健所への届出や消防設備の確認
•清掃や苦情対応の体制整備

といったルールがあります。まずは「法律に沿った運営」が前提になります。


2. 民泊に向いている空き家とは?

「どんな空き家でも民泊にできるの?」という疑問をよく耳にします。答えは「Yesでもあり、Noでもある」。ポイントは立地と建物の状態です。

• 観光地や駅近など立地が良い場所

外国人旅行客や都市圏からの観光客がターゲットになるため、アクセスの良さは大きな強みになります。

•古民家や特徴のある建物

「日本らしさ」を体験したい観光客にとって、古民家はむしろ人気のポイント。築年数が古いからこそ価値になるケースも少なくありません。

•耐震性・安全性が確保されていること

利用者の安全を守ることが最優先です。雨漏りやシロアリ被害がある場合は修繕が必要になります。

単なる「古い家」ではなく、「泊まってみたい」と思える要素があるかどうかがポイントになります。


3. 民泊運営に必要な手続き



実際に空き家を民泊にするときには、次のような流れを踏む必要があります。

1.住宅宿泊事業の届出(保健所や自治体へ)

必要書類を提出し、登録番号を取得します。

2.消防法令適合の確認

消火器、火災報知器、避難経路など、宿泊施設としての安全基準を満たす必要があります。

3.近隣への周知・トラブル対策

民泊に抵抗感を持つ近隣住民もいるため、事前に丁寧な説明をして理解を得ることが大切です。

4.運営体制の整備

チェックイン対応や清掃はどうするか? 自分でやるのか、代行業者に依頼するのかを決めておきましょう。


4. 民泊運営のメリット

空き家を民泊にすることで得られるメリットは大きく分けて3つです。

収益化できる

家賃として貸すよりも1泊あたりの単価が高いため、稼働率が上がれば安定した収入につながります。

空き家の劣化防止

誰も住まない空き家は急速に傷みます。人が出入りすることで風が通り、建物の劣化を防げます。

地域活性化につながる

観光客が訪れることで、地元の飲食店や商店の利用が増え、地域全体にメリットが広がります。


5. 民泊のデメリットやリスク

もちろん良いことばかりではありません。

•稼働率が読みにくい

季節や立地によっては利用が少なく、思ったほど収益が上がらないケースもあります。

• 近隣トラブルの可能性

騒音やゴミ問題など、利用者マナーによるトラブルが発生することもあります。

• 運営コストがかかる

清掃、光熱費、保険、予約サイトへの手数料など、固定費や変動費が発生します。

これらを見越して「どこまで自分でできるか」「外注すべきか」を事前に計画することが大切です。


6. はじめの一歩は「情報収集」と「相談」

空き家民泊にするかどうか悩んでいる方にオススメなのは、まず専門家に相談してみることです。

•行政の空き家相談窓口

•地元の不動産会社

民泊運営代行会社

など、最初の段階で正しい情報を得ることが、失敗しない第一歩になります。


まとめ

空き家民泊に変えるのは簡単ではありませんが、正しく進めれば「使わない家」を「人が集まる資産」に変えることができます。

空き家 × 民泊」は、所有者にとって収益化のチャンスであり、地域にとっても観光や交流の拠点となる可能性を秘めています。

最初の一歩は、まず「情報収集」と「専門家への相談」から。あなたの空き家が、旅行者にとって特別な思い出をつくる場所になるかもしれません。


✍️ 本記事は「しくベース.」がお届けしました。

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